×

新素材デニムとシルクのミックス生地「デニちり」

ファッションブランド「ko haction(コ ハクション)」デザイナーの小池です

私たちは、ちりめん素材の特徴である軽やかな空気感や凸凹の表情に、心地よい肌触りをデニムのカジュアルな遊び心に織り込む事で、より身近にちりめん素材を楽しむ事が出来ないかと考えました。

ちりめん素材とは凸凹とした柔らかな風合いが特徴の、着物や風呂敷、日本的なお土産品などに使用されてきた伝統的な素材であり、古くから人々に親しまれてきました。

試行錯誤を繰り返し、ようやく今までに無い魅力的な生地、”デニム”×”ちりめん”=『デニちり』を完成させることに成功しました!
※現在商標登録出願中

/data/project/134/繝・y繝九■繧翫う繝。繝シ繧キ繧.jpg?1476781272

この特殊な生地の新たな生産体系を確立させていくためにも、『デニちり』の魅力を伝え、肌で感じていただく事で、少しでもこの素材の面白さを世の中の人たちに知っていただければと思い、今回のプロジェクトを立ち上げました。
 

歴史的な絹織り産地、京都府丹後エリア

/data/project/134/リサイズ2.jpg?1476695563

私は、デザイナーとして『素材の製造工程』や『造形』に見いだした可能性を、常識にとらわれない手法でサポートし、機能性と遊び心を創造する実験的な物づくりに取り組んできました。

シルクのデザインとしての可能性を感じ、約3年前から絹織り産地である京丹後に通いはじめました。
シルクの持つ美しさと、製造工程にのめり込んでいくうちに、伝統である『丹後ちりめん』に出会い、独自の面白さをもったその製造工程をどうにかして応用できないかと思うようになりました。

/data/project/134/邉ク縺ィ謦壹j.jpg?1476695563

丹後半島は日本三景「天橋立」を望む阿蘇海をはじめ、豊かな自然に囲まれた「ものづくりのまち」として、はるか昔から織物業が営まれ、伝統的な文化を継承し、育んできました。

なかでも「丹後ちりめん」は300年以上の歴史を持ち、その地の湿度環境、文化、人などの様々な条件が重なり、発達して織り続けられてきた伝統的な織物です。
 

デニちりができるまで

/data/project/134/邨ケ邊セ骭ャ蟾・蝣エ.jpg?1476695563

一般的な丹後ちりめんは、経糸(たていと)に撚りのない生糸、緯糸(よこいと)に1メートルあたり3000回前後の強い撚りをかけた生糸を交互に織り込み生地にします。

その後、精練(せいれん)という釜で長時間洗浄加工をする事で、不純物と共に緯糸の撚りがもどり、生地全体に細かい凸凹状の「シボ」ができた織物のことを、「ちりめん」といいます。

『デニちり』も独自の撚り回数の糸を経糸の綿糸と織り込んだ後に精練を行い、ちりめん特有の立体感を生み出します。

一般的なデニムの加工とは違い、シルクの精練加工をする事で完成する『デニちり』は織り行程、精練行程に携わる職人達と何度も議論して試作していく必要があります。

/data/project/134/讖溷エ縺ィ邊セ邱エ.jpg?1476695563
 

『デニちり』の特徴

■凸凹のシボ構造からなる光の乱反射が、独特の光沢感を生み出す

■一般的なストレッチデニムに含まれるポリウレタンとは違い、ちりめん特有の伸縮機能

■意図的に調整されたシルクのハリ感が、身体のシルエットに馴染む

■シボが伸びきっても、洗濯やアイロンで凸凹が復活

※縮みは、仕上げ段階でしっかりと熱湯に浸けて縮ませた状態での出荷をしているので、一般的な衣服程度で極端な縮みはありません。

/data/project/134/繝・y繝九■繧・遞ョ鬘.jpg?1476695563左…綾織り(デニム)/右…平織り(シャンブレー)

綾織り(あやおり)とは

経糸(たていと)が2本もしくは3本の緯糸(よこいと)の上を通過した後、1本の緯糸の下を通過することを繰り返して織られもので、一般的にデニム生地などの織り組織として有名です。

綾織りの特徴とちりめんの特徴が相まって伸縮性に優れています。
 

平織り(ひらおり)とは

経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を交互に浮き沈みさせて織る、最も単純な織物組織。
できあがった模様は左右対称になります。丈夫で摩擦に強いです。風呂敷などで使用されるちりめんのほとんどは平織りをしようされ、光の屈折による平織りちりめん特有の美しさは宝石のようです。
※平織りの伸縮性は、微量です。

/data/project/134/繝・y繝九■繧翫う繝。繝シ繧キ繧.jpg?1476695563

/data/project/134/讖溯・.jpg?1476695563